「勉強してるのに成績が上がらないのは病気のせい?」こんなことを感じたことはありませんか?
病気(発達障害)の場合、勉強する環境や指導法によって子供の理解度は大きく変わります。
ただ、病気以外にもストレスや睡眠不足で成績が上がらないという可能性もあります。間違った方法をとると逆効果になることも少なくありません。
そこで今回は、成績が上がらない子が陥りやすい5つのパターンを紹介します。
成績が上がらなくて悩んでいる子の多くがこれから紹介する5つのどれかのパターンに当てはまっている可能性があります。
それに加え、成績が上がらない子が今すぐやるべき対処法3つを紹介します。最後まで読むことで、成績が上がらない原因と正しい対策法を理解できるようになりますよ♪
目次
「勉強しても成績が上がらない」のは病気の可能性がある?
結論から言うと、一生懸命勉強しているのに成績が上がらないのは、病気(発達障害)の可能性もあります。
発達障害には、注意欠如・多動性障害(ADHD)や自閉スペクトラム症(ASD)などがあり、これらの症状が勉強に影響を及ぼすことがあります。
ただし、勉強しているのに成績が上がらない = 病気と決めつけてしまうのは危険です。
成績が上がらない理由は、病気以外にもさまざまな要因が考えられます。
たとえば、勉強のやり方が本人に合っていない、睡眠不足、ストレス、学習環境の問題などが挙げられます。
まずは子供が成績が上がらない原因を特定することが大切です。
適切な評価と支援が必要な場合には、専門家の助けを借りることも検討しましょう。
子どもの状況に合わせたアプローチをとることで、学習の効果を高めることができます。
「勉強しても成績が上がらない」パターン5つ
勉強しているのに成績が上がらない子にはいくつかの共通点があります。
その中でも特に多くの子に当てはまるパターン5つを紹介します。
- 病気(発達障害)の可能性
- 勉強方法が本人に合ってない
- 勉強に集中できていない
- 基礎をおそろかにしている
- 睡眠が不足している
パターン1:病気(発達障害)の可能性
一生懸命勉強しても成績が上がらない子は、病気(発達障害)が関係している可能性があります。
特に勉強に影響しやすいと言われる病気(発達障害)は以下の3つです。
- 注意が散漫で集中力が続かない
- 衝動的な行動をとりやすい
- 静かに座っていることが難しい
- 文字を読むのが遅かったり、読んだ内容を理解するのが難しい
- 文字を書くのが遅かったり、書いた文字が乱雑だったりする
- 足し算や引き算などの基本的な計算が難しい
- 覚えたことをすぐに忘れてしまうことがある
- 宿題やテストの準備に時間がかかる
- 授業中に集中できなかったり、話を聞いている途中で気が散ったりする
- 人とのコミュニケーションが苦手
- 読む、書く、計算するといった基本的な学習スキルが困難
- 言葉を理解したり、表現したりするのが難しいことがある
- 注意力や記憶力に問題がある場合もある
- 知能は普通だが、学習に困難を感じる
小・中学生で勉強に悩んでいる子たちの中には、これらの発達障害が原因で成績が上がらない場合があります。
このような発達障害のある子は、一般的な勉強方法ではうまくいかないことが多く、個人に合わせた学習支援が必要です。
例えば、ADHDの子どもには短時間集中型の学習や動きながら学ぶ方法が効果的です。
LDの子どもには、図やイラストを多用したり、音声教材を活用したりすることが有効です。
ASDの子どもには、興味のある分野を活用した学習や、具体的な指示を明確にすることが重要です。
発達障害が疑われる場合は、専門家に相談し、適切な診断と支援を受けることが大切です。
それにより、子どもの学習能力を最大限に引き出し、成績向上につながる可能性があります。
パターン2:勉強方法が本人に合ってない
勉強に励んでも成績が上がらないとき、その原因の一つとして考えられるのが「勉強方法が本人に合っていない」ということです。
人にはそれぞれ学習スタイルがあり、自分に合った勉強法を見つけることが重要です。
例えば、視覚的な情報が覚えやすい人は、図やイラストを使った勉強が効果的ですし、聴覚的な学習者は音声教材や講義を聞くことで理解が深まります。
また、反復練習が得意な人もいれば、人から直接教えてもらった方が覚えられる人もいますよね?
勉強方法が合っていないと、学習効率が低下し、モチベーションの低下にもつながります。
自分の学習スタイルを理解し、試行錯誤を繰り返しながら最適な勉強法を見つけることが、成績向上への近道と言えるでしょう。
パターン3:ストレスによる集中力の低下
ストレスは集中力が低下する大きな原因の一つです。
元々は勉強が得意な子でも、強いストレスを感じると集中力が低下し、成績が下がるパターンは珍しくありません。
特に小・中学生は、学校の勉強や友達関係、部活動など、さまざまなことでストレスを感じやすい年頃です。
ストレスが原因で勉強に集中できない子どもは、勉強しても成績が上がらないという悪循環に陥りがちです。
小・中学生の勉強のストレスに関する詳しい内容を以下の記事で詳しく解説しています。
勉強のストレスで泣く中学生悩みの声まとめ。対処法5を実践して不安を解消しよう!
パターン4:基礎をおろそかにしている
勉強しているのに成績が上がらない子によくあるのが基礎をおろそかにしているパターンです。
勉強の基礎を理解していない状態では、一生懸命に勉強しても効果は半減してしまいます。
大切なのは勉強の本質を理解してから応用問題に挑戦することです。
今の段階で基礎ができていない子は、基礎の強化を徹底するだけでも成績が大幅に上がる可能性があります。
タブレット学習教材には、基礎を固める為に必要な要素が全て揃っています。
プロの授業動画、反復練習、小テスト機能などあらゆる面で効率的に基礎固めをすることができます。
基礎がしっかりと身についていれば、応用問題への対応もスムーズになり、学習の効率が向上します。その結果、成績の向上につながるでしょう。
パターン5:睡眠が不足している
睡眠不足は勉強に大きく影響します。
今の時代、SNSやYouTubeといった無料で何時間でも利用できるサービスは睡眠不足に直結してしまいます。
また、睡眠不足が続くと、疲労感が増し、集中力が続かなかったり、すぐに気が散ったりすることが多くなります。
寝る前にスマートフォンやパソコンを使わない、寝る時間を決めて守るなど、一定の睡眠時間を確保できるように心がけましょう。
「成績が上がらない子」が今すべき対処法3つ
ここまで、勉強しても成績が上がらない原因を5つのパターンで紹介しました。
次に、成績が上がらない子が実践すべき対処方法を3つ紹介します。
- 基礎を強化する
- 1日の勉強は「時間」を目標にしない
- 勉強する環境を変えてみる
対処法1:基礎を強化する
先ほども話をしたように、基礎ができていない状態で勉強を進めるのは非常に効率が悪いです。
特に、小・中学生の勉強は基礎を理解していないと次の分野では全く分からないことがよくあります。
そのため、成績が上がらない子はまず基礎をしっかりと固めることが重要です。
基本的な概念や公式を理解し、繰り返し練習することで、学習の土台を強化しましょう。
基礎がしっかりとできていれば、新しい知識の習得もスムーズに進み、成績向上につながります。
基礎強化にオススメの通信教材に関しては別記事で詳しく解説しているので、是非ご覧下さい♪
対処法2:1日の勉強は「時間」を目標にしない
机に向かっていた時間は長いのに、勉強が全然進まなかったという経験はありませんか?
勉強する際に時間を目標にすると、人間はどうしてもダラダラ勉強してしまうことがあります。
例えば、1日1時間勉強することを目標とした場合、気づいたら時間だけが過ぎ、勉強はほとんど進んでいなかった。というケースはよくあります。
大切なのは時間ではなく、「問題集の10ページから12ページまで」というように、明確に進める範囲を決めることです。
目標を決める際は、「問題を全て解き終わったらその日の勉強は終了する」というようにしましょう。
これにより、本人の集中力も上がり、達成感も得られるため、自然と机に向かう回数が増えるようになります。
目標を達成することで、次の勉強にも前向きな気持ちで取り組むことができるでしょう。