世の中には、勉強してなくても良い点を取れる子もいれば、一生懸命頑張っているのに悪い点を取ってしまう子もいます。
一生懸命勉強しているのに、なぜこのような差が生まれてしまうのでしょうか?
もちろん、地頭の良さやIQの高さも関係しています。ただ、それだけでテストの点数は決まりません。
テストで良い点数が取れる小学生には、「理解力が高い」という共通点があります。
理解力が高いと、学校の授業の内容をスラスラ理解でき、テストでも良い点数がとりやすくなります。
時間をかけて学校の授業の復習する時間を大幅に減らし、効率的に勉強を進めることができます。
この理解力ですが、意外にも簡単な方法で高めることができます。
この記事では、勉強しているのに中々テストで点数が取れない小学生に向けて、頭が良くなる最強の習慣2選を紹介します。その他にも頭が良くなる為に必要な知識や行動を詳しく紹介しています。
今回紹介する内容をしっかり実行すれば、「一生懸命したのにテストで悪い点をとった」ということが無くなるどころか、勉強が苦手な子供であっても学校のテストで90点以上は意外と簡単に取れるようになります。気になる方は是非最後までご覧ください♪
目次
小学生の頭が良くなる絶対すべき習慣2選
小学生が頭をよくするためには「睡眠、勉強、食事」など重要な要素はたくさんあります。
その中でも、今回紹介するのは、圧倒的な効果があるのに、多くの人がやらない「読書・運動」の2つです。
この2つを毎日の習慣にするだけで、1年後、2年後には圧倒的な差が生まれます。
読書する習慣を身につける
あなたの周りには、全然勉強していなさそうなのに、いつもテストで良い点数を取る子はいませんでしたか?
勉強していないのにテストで良い点が取れる子には、理解力が高いという特徴があります。理解力が高いと、先生の授業を聞いているだけで授業の内容が理解でき、テストでも良い点数が取れるようになります。
この理解力を鍛えるために最適なのが読書です。本を読むという行為はとっても頭を使う行為です。
読書する習慣が身に付くと・・・
- この章では、〇〇についての話をしているな
- この章はさっきの話の説明をしているな
というように、文章の構成が無意識的に理解できるようになるため、圧倒的に国語力が上がります。
それだけでなく、学校の授業に対する理解度も圧倒的に高くなるため、聞いているだけで、勉強の内容が理解できるようになり結果的に、国語以外の教科でもテストの点数が自然と上がっていきます。
好きな内容の本なら勉強している感覚もなく、頭を鍛えられるので、1日数ページでもいいので、読書をする習慣を身につけるといいですよ♪
通信教材の中には、進研ゼミのように追加料金が無料で本1,000冊読み放題のサービスが提供されています。
内容も小学生のレベルに合わせた面白い本が取り揃えてあるり、毎月本が入れ替わる為、読書を習慣にするなら勉強もできてオススメですよ。
あたなにあった通信教材を選ぶ事で、効率的に地頭を鍛えることができますよ♪
運動を取り入れる
「頭を良くしたい」と思っている人にこそオススメなのが運動です。
「運動と頭の良さと何の関係があるの?」そう思った方もいると思います。
しかし、運動することで頭が鍛えられるというのは、様々な研究で明らかになっており、最近では運動することで、頭が良くなるという研究結果が出ています。
集中力・記憶力が上がる
メンタルが安定する
ストレスに強くなる
幸福感が上がる
皆さんは、スウェーデンにあるノーベル生理学・医学賞を決定する世界最高峰のカロリンスカ研究所をご存知でしょうか?
この研究所に在籍している、アンダース氏(2,000件以上の医学記事を発表)も、脳を鍛える為には運動することを推奨しています。
腕を鍛えたければ足ではなく腕のトレーニングをするのだから、脳も同様だ。私たちはクロスワードパズルや記憶力のトレーニングなど、様々な脳トレメソッドで頭を鍛えようとする。しかし、結論から言えば、その効果はあまり期待できない。脳の機能を高めるには戦略的に運動をする方が、パズルや脳トレよりはるかに効果がある。これは研究成果がはっきりと証明している。驚いたことに、脳は頭を働かせようとするより、体を動かすことでこそ威力を発揮するのだ。
運動と言っても、長い時間激しく運動する必要はありません。簡単な筋トレやランニングを5分、10分するだけでも効果があることが分かっています。
勉強してるのにテストで点数がとれないのはなぜ?
一般的にテストの点数が悪い子供に対して「勉強していないから良い点が取れない」というイメージがあります。
しかし、中には一生懸命勉強しているのにテストの点数が悪いという子供が一定数います。
このような子供には勉強の仕方において3つの共通点があります。
- 集中できていない
- 理解していないまま先に進んでいる
- その分野の基礎ができていない
集中できていない
勉強が苦手な子供の特徴として「集中できてない」という共通点があります。
たとえ、一生懸命に勉強したとしても、集中できていない状態で勉強していた場合、定着率はかなり低くなります。
一般的に、小学生の子供の集中力は「年齢×1分」または「年齢+1分」とされています。
例)
3歳の子供は約3〜4分
4歳の子供は約4〜5分
10歳の子供は約10~11分
また、中学生であっても長時間の集中は難しく、一度に集中できる時間は約15分~20分程度とされています。
つまり、自分が集中できると思っている時間と実際に集中できている時間に差があり、1回の勉強時間を30分~1時間などと長めに設定してしまいます。
その結果、集中力が切れた状態でも勉強を続けるため、「一生懸命勉強しているのに点数が上がらない」となっているわけです。
なので、まずは短い時間で区切って勉強していくのが大切です。小学生であればまずは「年齢×1分」を一区切りとして勉強時間を設定しましょう。
内容を理解していないまま進む
勉強が苦手な小学生が陥りやすい落とし穴の一つが、「理解できていないことがあるのに、それを無視して進んでしまう」という点です。
分からない問題が出てきたときに、考えても分からないから、次に進み、そのまま放っておくと、学習の穴が残ったままになってしまい、どんどん分からない部分は増えていくという悪循環に繋がっていきます。
もちろん、全ての問題がすぐに解けるわけではないから、一旦は難しい問題を後回しにすること自体は悪いことではありません。
むしろ、分からない問題を一旦置いておくことで、人は頭の中で無意識に問題を考え続けるという脳の特性を活かすことができるようになります。
一度挑戦して解けなかった問題が、何日か後にはあっさりと解けたという経験がある人は多いと思います。
しかし、注意が必要なのは、一度放置した問題にちゃんと戻って、再度挑戦することです。
それができないと、分からない部分がどんどん増えてしまい、最終的にはテストの点数が取れなくなってしまします。
分からない場所は放置しないで何度もチャレンジしていくことが大切です。
その分野の基礎ができていない
国語、算数、社会、理科、英語の全ての教科においてテストで良い点をとるためには、それぞれの基礎を身につけることが絶対に必要です。
この基礎が身に付いていないまま勉強を進めてしまうと、必ずどこかでつまずき、分からなくなってしまいます。
特に、算数では小学校で習った足し算、引き算は、中学校での方程式、そして高校の微分積分まで、全ての内容は繋がっています。
土台である基礎が理解できていないと一生懸命に勉強しても良い点数をとることはできません。
例えば、あなたが特定の教科で苦手意識を持っているとしたら、それはその教科の基礎が十分に理解できていないことが原因にあるかもしれません。
基礎を身につけるためには、何度も何度も復習をすることが大切です。一度やっただけで完璧になるということはほとんどありません。何度も復習して基礎を頭に入れるようにしましょう。
アニメーションによる解説で誰でも理解しやすく解説してくれます。
やる気がある時にこそ習慣化に全力を注ぐべき
誰しもが、何かをきっかけに急にやる気になり、一生懸命勉強し始めるといった経験があると思います。
しかし、そのまま頑張り続けられる人は、ほぼいません。理由は簡単で、ずっとやる気がある状態を維持することはできないからです。
どれだけやる気があっても1週間、長くても2週間もすれば元の状態に戻ってしまいます。
だからこそ、やる気がある時こそ、何かを習慣化することに力を入れるべきです。
習慣化の例)
・毎日勉強ができていない人であれば「1日5分でいいから1ヶ月間毎日机に向かって勉強する。
・読書する習慣が無ければ1日1ページでも良いから毎日読む。
よくありがちなミスで、大きな目標を立てて失敗して「自分はダメなやつだ」と落ち込み、このままやる気がなくなるというパターンです。
でも毎日5分だけ勉強するなどの簡単な目標にしておけば、1ヶ月続けることは難しくありません。
人は、小さな達成感の積み重ねることでやる気が上がることがわかっています。小さな努力の積み重ねをすることで、いずれ大きな目標を達成できるようになります。
初めは簡単な目標で習慣化しますが、慣れてきたら5分を10分、20分と伸ばしていきましょう♪
一瞬で頭が良くなる方法は存在しない
よく、ネットや本などで、一瞬で頭が良くなる魔法の勉強法などがありますが、一瞬で頭が良くなるよな魔法の方法は無いと断言します、
誰でも、できることなら楽して一瞬で頭を良くしたいと思ってしまいます。
このため、世の中には、一瞬で頭が良くなる○○というような本やネット記事があふれています。なぜなら多くの人は、そういう情報に集まるからです。
しかし、このような本やネットの情報に記載されている内容は、科学的に根拠の無い内容であることがほとんどです。
この内容を信じて努力したとしても、一瞬で頭が良くなるようなことはありませんので、注意しましょう。
親が小学生の子供が頭を良くするためにできること
親が小学生の子供の頭を良くするためにできることはたくさんあります。
その中でも特に効果的なもの3つを紹介します。
- 好奇心を高める
- 努力を褒める
- 集中して勉強できる環境を整える
好奇心を伸ばす
子供の勉強において最も大切なのが好奇心を伸ばすことです。「なんでこうなるんだろう?」「これをするとどうなるんだろう?」このように子供時代には「知りたい」「なんで?」という好奇心が強くあります。
特に、東大、京大に行くよな人は、子供時代に好奇心が強かった子が多く、「知りたい」という気持ちが人一倍強くあった子供が多いです。
子供時代にこの好奇心をうまく伸ばして上げることで、勉強が得意な子供に育つ可能性が上がります。
- 子供と一緒に考えて答えを導きだす
- 一緒に実験をしてみる
- 好きなことを自由にやらせてあげる
このように親も一緒になって考えたり実験を楽しむことで、子供の好奇心は自然と伸ばすことができます。
努力を褒められると子供は成長する
小学5年生を対象にした研究によると、努力を褒められた子供は成績を褒められた子供に比べて学習意欲が高くなり、失敗したあとでも課題に対して前向きに取り組む傾向があることが分かっています。
「毎日頑張って勉強したからテストで良い点数が取れたんだね」というように努力した過程を褒められた子供は、努力する過程に価値を感じるようになります。
逆にやってはいけないのは、結果を褒めることです。「テストで良い点とってすごいね」というように褒められると、子供はテストで良い点が取れなければ価値がないと考えるようになり、悪い点を取った時に著しくモチベーションが下がってしまうので注意が必要です。
集中して学習できる環境を整える
子供が自宅で勉強させる時の場所としてオススメなのはリビングで勉強させることです。
誰もが、「自分の努力を認識してほしい」という願望を持っています。これは勉強でも同じで、リビングでの勉強は、お母さん、お父さんの存在が子供にやる気と集中力を持続させることができます。
東大生を対象にしたアンケート調査では、子供時代にリビング学習を行っていたという人はなんと83%もいたことが分かっています。
親が子供の学習状況を定期的に観察することで、子供が集中しているか、どの教科を学んでいるか、学習方法を理解しているか等を確認することが可能です。
また、分からない内容が合ったても子供はすぐに相談できるので、「分からないからやめた」となる可能性も低くなるのも大きなメリットと言えます。
小学生が頭を良くするために必要な知識:まとめ
小学生が頭をよくする為には、理解力を高める読書と、集中力、記憶力が上がる運動とっても効果的です。
まずは、無理の無い範囲で毎日少しずつ本を読んで身体を動かす習慣を身につけましょう。
また、勉強しているのに、テストで良い点が取れない子がやってしまいがちなのが、以下の3つです。
- 集中できていない
- 理解していないまま先に進んでいる
- その分野の基礎ができていない
これに当てはまっている場合は、たとえ一生懸命勉強しても中々テストで良い点数が取れるようにはならないので、注意が必要です。
世の中には、「一瞬で頭が良くなる○○」という本やネット情報がたくさんありますが、一瞬で頭が良くなる方法はありません。
普段から勉強する習慣を身につけ正しく努力することで、頭は良くなっていきます。
今回紹介した内容を元に勉強をしていけば、学校のテストで90点以上をとることが難しくありません。
自分を信じてコツコツ努力を積み重ねていきましょう。