英語を1から勉強したい。

と思っても、いざ始めようとすると「単語から?」「文法から?」「長文もやるべき?」みたいに迷うんですよね。

特に高校生の場合、学校の授業は容赦なく先へ進みます。中学英語があいまいなまま高校英語に入ると、文法も長文も一気にわけがわからなくなるわけです。

ただし、英語は戻る順番を間違えなければ、1からでもちゃんとやり直せます。

ってことで今回は、英語が苦手な人がどこでつまずきやすいのかを整理しつつ、1から勉強し直す順番をまとめておきます。

英語を1から勉強したい人は、まず何から始めればいい?


英語を1からやり直すなら、まず戻るべきなのは「中学英語の文法」と「基本単語」です。

いきなり長文読解や英会話から始めなくてもOKです。

というか、土台がない状態で難しい教材に手を出すと、「やっぱ英語ムリかも……」となりやすいんですよね。

いきなり長文や英会話から始めると挫折しやすい

英語を頑張ろうと思ったとき、長文問題集や英会話アプリから始める人はけっこういます。
もちろん、長文も英会話も大事です。

ただ、英語が苦手な状態でいきなりそこに行くと、わからない単語と文法だらけになります。

1文読むだけで止まる。
音声を聞いても、何を言ってるのかわからない。
解説を読んでも、そもそも文の形が見えない。

みたいな感じですね。

これだと、勉強している時間は長いのに、理解が積み上がりにくいです。

なので、英語を1から勉強するなら、まずは「読める状態」を作るのが先であります。

最初に戻るべきなのは中学英語の文法と単語

英語の土台になるのは、中学英語の文法と基本単語です。
高校英語が難しく感じる原因は、高校内容そのものというより、中学英語の抜けにあるケースが多いんですよね。

たとえば、以下のような内容です。

中学英語で確認したいポイント

・be動詞と一般動詞の違いがあいまい
・三単現のsが感覚でしかわかっていない
・過去形、現在完了、受け身の区別が弱い
・不定詞や動名詞の使い方が整理できていない
・関係代名詞が出ると文の形が見えなくなる

ここがあいまいなまま高校英語に進むと、仮定法や分詞構文、長文読解でかなり苦しくなります。

逆に言えば、中学英語を整理し直すだけでも、高校英語の見え方はけっこう変わります。

英語が苦手な人に多い3つのつまずき

英語が苦手な人は、才能がないわけではありません。
多くの場合、つまずいている場所がそのまま放置されているだけです。

特に多いのは、単語、文法、アウトプットの3つであります。

単語がわからず英文が読めない

英語の文章を読むとき、単語がわからなければ当然止まります。
しかも、わからない単語が1文に何個も出てくると、文法を考える余裕もなくなります。

「文法が苦手」と思っている人でも、実は単語不足で読めていないケースは多いんですよね。

ただし、単語帳を最初から完璧に覚えようとしなくても大丈夫です。

まずは、学校の教科書や定期テストでよく出る基本単語からで十分です。

最初の目標は、難単語を増やすことではなく、短い英文を止まらず読める単語量を作ることです。

文法があいまいで文の形が見えない

単語の意味がわかっても、文法があいまいだと英文は読めません。
たとえば、関係代名詞が入った文で、どこまでが主語で、どこからが説明なのか見えなくなる。

不定詞(ふていし)が出てきたときに、「名詞的用法」「形容詞的用法」「副詞的用法」の違いがわからなくなる。

こうなると、単語をつなげてなんとなく訳すしかなくなります。

でも、なんとなく訳す読み方は、長文になるほど崩れます。

文法は暗記科目というより、英文の形を見るための地図みたいなものです。

地図があると、知らない道でも進みやすくなるわけですね。

勉強しているのにアウトプットが足りない

英語を1から勉強する人ほど、インプットだけで終わりがちです。
単語を見る。
文法の解説を読む。
長文の日本語訳を確認する。

これも大事です。

ただ、それだけだと「わかったつもり」で止まりやすいんですよね。

本当に理解できているかは、自分で使ってみるとすぐにわかります。

たとえば、覚えた文法で1文作ってみる。
短い英文を音読してみる。
日本語を見て英語に直してみる。

この小さなアウトプットを入れるだけでも、英語の定着はかなり変わります。

英語を1からやり直す勉強順

英語を1からやり直すときは、順番が大事です。
やる気があると、つい単語も文法も長文もリスニングも英作文も、全部まとめてやりたくなります。

が、これを最初からやるとかなりしんどいです。

まずは土台から順番に積み上げていきましょう。

まずは中学レベルの文法を復習する

最初にやるべきなのは、中学英文法の復習です。
高校生だからといって、いきなり高校英文法から始める必要はありません。

むしろ、中学英文法をざっと確認したほうが早いケースは多いです。

特に優先したいのは、以下の単元です。

最初に復習したい英文法

・be動詞、一般動詞
・疑問文、否定文
・過去形、未来表現
・助動詞
・不定詞、動名詞
・比較
・受け身
・現在完了
・関係代名詞

ここを完璧に説明できなくても、英文を見たときに「あ、これは受け身だ」「これは関係代名詞だ」と気づければOKです。

最初から細かい例外まで覚えようとしなくて大丈夫です。

まずは文の形を見抜けるようにするのが大事であります。

基本単語を毎日少しずつ覚える

文法と並行して、基本単語も進めます。
単語は一気に覚えようとすると苦しくなります。

1日100個を無理やり詰め込むより、1日20個を何度も見るほうが続きやすいです。

大事なのは、完璧主義にならないことです。

1回で覚えられなくても問題ありません。

単語は、何度も出会うことで少しずつ定着します。

学校の教科書、単語帳、定期テスト範囲の単語を優先して、まずは「見たことがある単語」を増やしていきましょう。

短い英文を読んで音読する

文法と単語を少しずつ復習したら、短い英文に進みます。
ここでいきなり長文問題集に入る必要はありません。

最初は、教科書の本文や短めの例文で十分です。

英文を読むときは、次の流れがおすすめです。

英文を読む
わからない単語を確認する
文の形を確認する
日本語訳を見る
最後に音読する

音読を入れると、英語の語順に慣れやすくなります。
ただ目で読むだけより、口を動かしたほうが記憶にも残りやすいです。

「読める」「意味がわかる」「声に出せる」英文を少しずつ増やしていく。

これが、1から英語をやり直すときの現実的な進め方かと存じます。

高校生が英語をやり直すときの注意点

英語を1から勉強し直すとき、やる気だけで突っ走ると失敗しやすいです。
特に高校生は、学校の授業、定期テスト、模試、受験勉強が同時に進みます。

だからこそ、戻り方を間違えないことが大事です。

完璧に戻ってから進もうとしない

中学英語に戻るのは大事です。
ただし、中学英語を100%完璧にしてから高校英語に進もうとすると、時間がかかりすぎます。

英語は、戻る勉強と今の授業の勉強を分けすぎないほうがいいです。

たとえば、学校で不定詞が出てきたら、中学範囲の不定詞まで戻る。
長文で関係代名詞が出てきたら、中学の関係代名詞を確認する。

ぐらいの戻り方でOKです。

全部を最初からやり直すというより、穴を見つけて埋めるイメージですね。

参考書を何冊も増やさない

英語が苦手なときほど、新しい参考書に頼りたくなります。
これ、かなり気持ちはわかります。

ただ、参考書を増やしすぎると、どれも中途半端になりがちです。

最初は、文法1冊、単語帳1冊、学校の教科書で十分です。

大事なのは、教材の数ではなく、同じ内容を何度も確認することです。

「この参考書が合わないかも」と感じたときも、すぐに買い替える前に、まず1章だけでもやり切ってみるのがおすすめです。

進んだ量が少ないうちは、教材の良し悪しより、勉強の続け方のほうが影響しやすいです。

短期間で結果を求めすぎない

英語は、今日やったことが明日すぐ点数になる科目ではありません。
特に1からやり直す場合、最初は「わかることは増えているのに、点数にはまだ出ない」という時期があります。

ここで焦ってやめてしまう人は多いです。

でも、文法が見えるようになり、単語が増え、短い英文が読めるようになると、あるタイミングから長文の理解がかなり楽になります。

つまり、最初の数週間は土台作りの期間です。

点数だけで判断せず、「昨日より読める英文が増えたか」で見ていくと続けやすいかと思います。

AIを使えば英語のやり直しはもっと進めやすい

英語を1から勉強し直すとき、今はAIを使えるのが大きいです。
昔なら、わからない文法は先生に聞くか、参考書を読み込むしかありませんでした。

でも今は、AIに「この英文の構造を中学生にもわかるように説明して」と聞けます。

これは、英語が苦手な人ほど相性がいい使い方です。

たとえば、こんなことができます。

AIでできる英語のやり直し

・英文の主語と動詞を分けてもらう
・不定詞や関係代名詞をやさしく説明してもらう
・自分の英作文を添削してもらう
・単語テストを作ってもらう
・定期テスト範囲から確認問題を作ってもらう

ただし、AIに丸投げするだけでは伸びません。

大事なのは、AIを答えを出す道具ではなく、自分専用の先生として使うことです。

わからないところを説明してもらい、自分で解き直し、もう一度確認する。

この流れができると、英語のやり直しはかなり進めやすくなります。

AIを使って英語の苦手を整理したい人向けに、単語・文法・長文・定期テスト対策までまとめたNOTEも用意しています。この記事の内容からさらに具体的なAI活用手順まで知りたい場合は、必要なところだけ参考にしてみてください。

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まとめ 英語は1からでも順番を間違えなければやり直せる

英語を1から勉強したいとき、最初にやるべきなのは難しい長文でも英会話でもありません。
まずは中学英語の文法と基本単語に戻ることです。

そこから短い英文を読み、音読し、少しずつアウトプットを入れていく。

この順番で進めれば、英語が苦手な状態からでも十分やり直せます。

英語を1から勉強する順番は、
文法 → 単語 → 短い英文 → 音読 → アウトプット
の流れで考えるとわかりやすいです。

大事なのは、完璧に戻ってから進もうとしないことです。
今つまずいている単元を見つけて、必要なところまで戻る。

この繰り返しで、少しずつ読める英文が増えていきます。

そんなわけで、英語は苦手になった原因を整理すれば、1からでもちゃんと立て直せる科目であります。