タブレット学習は、近年小学や中学校でものすごい勢いで導入が進んでいますよね?
これから先ほとんどの学校や塾での導入が予想されています。
そんなタブレット学習は、どれくらいの学習効果があるのでしょう?
この記事では、
・タブレット学習の効果
・効果的に使うコツ
・無料体験について
まずは、タブレット学習の効果から!
文部科学省の調査を紹介するよ。
タブレット学習の効果
結論から言うと,文部科学省の調査報告では、タブレット学習でテストの成績が上るという結果が出ています。
タブレット端末を活用した授業後のテストの成績が小学校では国語で 5%水準、社会、算数、理科では 1%水準で有意に高いことを示した。 文部科学省報告引用
では、具体的に学校で使用された効果を見ていきましょう。
小学3年生 算数 (石狩市立紅南小学校)
個人の理解度に合わせた問題が出題されるため、生徒は積極的に学習に取り組むことができた。
また、算数の理解をより定着させることができた。
小学3年生 国語 (佐賀市立西与賀小学校)
教科書の挿絵をもとに、児童がオリジナルのお話を考える授業を行なった。
タブレットPCを使って場面ごとの挿絵を各自で製作。
枚数や色の制約がなく、簡単に消すことができる為、表現の試行錯誤を促すことができた。
小学5年生 英語 (葛飾区立本田小学校)
タブレット教材を使い、ネイティブ英語の発音の映像を視聴した。
ネイティブと自分の発音の違いを比較する機能を使い、耳と目で違いを比較することができた。
これにより、恥ずかしがることなく積極的に発音練習に取り組み、英語に慣れ親しむ事ができた。
中学1年生 数学 (大府市立東山小学校 )
タブレットPCの自作ソフトを使って、与えられた影絵に三角形をあてはめる学習を行なった。
何枚の三角形でできているを各自のペースで調べさせることにより、興味・関心を高めることができた。
参考元 学びのイノベーション事業実証研究報告書 (mext.go.jp)
このようにタブレットPCが使われた学校の報告から、
・興味をもちやすい
・イメージしやすい
・それぞれのペースで学習ができる
などの効果が期待できることが分かりました。
効果的に使う2つのコツ
コツをつかんで勉強を進めることで、より効果的かつ効率よく勉強を進めることが可能です。
効果的な使い方1:紙の教材も一緒に使う
タブレット学習の効果をより高めるためには紙学習を取り入れましょう。
早稲田大学教授の有馬哲夫氏は紙学習とタブレット学習の違いを以下のように分析しています。
人間は、
紙学習の時=分析モード(じっくり学ぶ)
画面上(タブレットやPC)で学ぶ時=パターン認識モード(ざっくり学ぶ)
このように紙学習とタブレット学習の勉強では脳の使い方が違います。
このことから以下の事が言えます。
タブレット学習の方が効果的な場合
・全体を大まかにスピーディーに捉えたい時
・予習、復習に時間を使いたくない時
・ゲーム感覚で興味をもって取り組みたい時
紙教材が効果的な場合
・応用問題ををじっくり解く時
・漢字などの暗記をしたい時
・文章をじっくり読んで問題を解く時
なかなか学習に取り組めない小学生であれば、タブレットで学習で興味を持たせ、紙教材ででじっくり学ばせる方法も効果的と言えます。
特に幼児から小学生の頃は学習内容の大まかな流れをつかむことも大切です。
効果的な使い方2:保護者が学習状況を把握しておく
現在人気のタブレット教材のほとんどは、子供の学習状況や苦手分野をスマホから見ることができます。
1人でも進められるのはタブレット学習の魅力ですが、分からない問題につまずいた時は保護者のサポートが必要になります。
塾ではあれば分からない時は、講師が教えてくれます。
しかし、タブレット学習では分からないまま進んでしまう可能生があるので注意しましょう。
子供がどこでつまずいているのかを把握してある程度のサポートしてあげることが大切です。
これにより子供はスムーズに勉強を進めることができます。